今回は、「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」についてご紹介させて頂きます。
新型コロナウィルスの影響を考慮して、住民税非課税世帯に支給される「臨時特別給付金」ですが、受給するには申請することが必要となります。
該当される方でも、何もしなければ支給されませんのでご注意ください。
また、住民税非課税世帯ではない方でも、新型コロナウィルスの影響で収入が大きく減少された方は、「家計急変世帯」として、給付金を受け取ることが出来ますので、ご自身が該当されるかどうかご確認ください。
家計急変世帯の申請には、準備する書類が幾つかありますので、なるべく早く申請されることをお勧めします
それでは早速ご説明させて頂きます。
制度の概要
新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な困難に直面した方々が、速やかに生活・暮らしの支援を受けられるよう、住民税非課税世帯等に対して、臨時特別給付を行うものである。
対象者
以下のいずれかに該当する世帯になります。
- 令和3年12月10日時点で、世帯全員の令和3年度分の住民税均等割が非課税である世帯
- 家計急変世帯:新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変し、①の世帯と同様の事情にあると認められる世帯
給付金の支給額
10万円(1世帯あたり)
給付する主体
お住まいの市区町村
給付期限
- 住民税非課税世帯:確認書に記載されている期日
- 家計急変世帯:令和4年9月30日まで
給付金支給までの流れ
住民税非課税世帯
- 1確認書が届く
お住まいの市区町村から郵便で確認書が届きます。
- 2中身を確認
給付金の振込口座を確認します。
- 3返送する
必要事項を記入の上、同封されている返信用封筒で返送します。
お住まいの市区町村によっては、パソコン・スマートフォンから返信することが出来ます。
- 4給付金の振り込み
指定した口座に10万円が振り込まれます。
家計急変世帯
- 1申請書を入手
お住まいの市区町村のホームページからダウンロードするか、窓口で受け取ります。
- 2申請書の作成
申請者・世帯の状況・振り込み口座等を記入します。
- 3添付書類の準備
申請に必要な書類を用意します。
- 4申請書・添付書類の提出
市区町村の窓口に直接提出するか、郵送で送ります。
- 5給付金の振り込み
申請内容・添付書類に不備がなければ、指定した口座に10万円が振り込まれます。
申請に必要な書類
- 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(家計急変世帯分)申請書
- 簡易な収入(所得)見込額の申立書(家計急変者用)
申請に必要な添付書類
- 申請・請求者本人確認書類の写し
(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード表面、年金手帳、パスポート等) - 申請・請求者の世帯の状況を確認できる書類の写し
(戸籍謄本、住民票等) - 受取口座を確認できる書類の写し
(通帳やキャッシュカードなど、金融機関名・口座番号・口座名義人が分かるもの) - 収入状況を確認できる書類の写し
(源泉徴収票、確定申告書、給与明細等)
ここでご紹介させて頂いた添付書類は、一般的なものであり、状況によっては追加の書類を求められる場合があります。
特別な事情等がある場合は、書類の準備に時間を要する場合もありますので、お早めに市区町村の窓口で相談してください。
家計急変世帯が申請する市区町村は、申請時点での市区町村になります。
家計急変世帯の該当基準と判定方法
該当基準
- 新型コロナウィルスの影響を受けて収入が減少したこと
- 令和3年度分住民税均等割が課されている世帯員全員のそれぞれの年収見込額が市町村民税(均等割)非課税(相当)水準以下であること
判定方法

令和3年1月以降令和4年9月までの任意の1か月の収入に12をかけて計算します。
判定方法はあくまでも例となりますので、ご自身が該当するかどうか分からない場合は、お住いの市区町村の窓口でご相談してください。
注意事項
生活保護受給者世帯
生活保護受給者世帯も対象となります。
外国人の方
令和3年 12 月 10 日において、住民基本台帳に記録されている外国人の方は、給付対象者となります。
給付金の受け取り方
世帯主名義の銀行口座に振り込まれます。
(世帯主以外の親族の口座でも受け取り可能ですが、別途手続きが必要になります。)
まとめ
簡単ですが、「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」についてご説明させて頂きました。
住民税非課税世帯の方は、市区町村より「確認書」が届いたら返信することにより、申請が受理されます。
家計急変世帯の方は、ご自身で申請をする必要がありますが、ご自身が該当するかどうか分からない場合や、収入を証明する書類が揃わない場合など不明な点があれば迷わずに、お住いの市区町村の窓口でご相談ください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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