ブログの問い合わせや、友人、知人からの質問でかなり多く頂くのが、どんなパソコンを買えば良いのか分からないという相談です。
そんな数多く頂く疑問にお答えすべく、今回は、お勧めのパソコンをご紹介させて頂きます。
もちろん、パソコンは安いに越したことはないのですが、利用される状況に合わせて購入しないと、結局は作業効率が悪くなって意味のない買い替えになってしまう場合もあります。
またご自身の利用環境以上のスペックのパソコンを購入しても、価格が高いだけで結局は性能を持て余してしまうだけということにもなりかねません。
そんな無駄な出費にならないように、状況に合わせたお勧めのパソコンをご紹介させて頂きます。
なお、パソコンのメーカーは日本のメーカーから海外メーカーまで様々なものがありますが、今回は、私がお勧める3大パソコンメーカーの一つ、HPのノートパソコンの中からご紹介させて頂きます。
それでは早速見て行きましょう。
HPとは
お勧めノートパソコンをご紹介させて頂く前に、まずはHP(エイチピー)について簡単にご紹介させて頂きます。
すでに知っているよという方は、読み飛ばしてください。
1939年、アメリカ、カリフォルニア州パロアルトで創業した歴史ある会社です。
日本上陸は、他のメーカに比べてとても早く、1963年に上陸しています。
2015年に、パソコン部門と、プリンター部門に分社化しています。
常に世界のパソコン市場のトップ3に位置する安心と信頼のある会社です。
(コロナ禍でリモートワークが増えた際に、最も売れたパソコンがHPのパソコンになっています。)
サポート体制や、担当者など、私が知っている限りでは、とても感じの良いスタッフが多い印象です。
パソコン 買い替え時期
パソコンを買い替える時期は、お使いになられる方によってかなり差があると思います。
お仕事で使われる方は、毎年から数年に1度の買い替えという方もいらっしゃいますし、自宅でネットしか見ないよと言う方は、10年に1度という方もいらっしゃると思います。
また買い替えの理由としては、様々な要因が挙げられますが、一番多い理由は、パソコン自体の動作が遅くなった時だと思います。
そのため理想的なパソコン選びをする上で、一番大事なことは、なるべく長い間、パソコンの動作が重くならずに快適に利用し続けることの出来るパソコンを選ぶことです。
そのためにはまず、ご自身の利用環境を把握することです。
ネットサーフィンしかしない方と、画像、動画編集を行う方、本格的なゲームをする方では、購入するパソコンに大きな違いがあります。
まずは利用環境について幾つかグループ分けをしていきましょう。
利用環境
それでは簡単ですが、利用環境をグループ分けしてみましょう。
あまり細かく分類するとキリがなくなってしまうので、かなり大雑把ですがお許しください。
ご自身がどこに分類されるか分からない方は、上位の場所に分類してください。
利用目的 | 利用環境 | 予算 | |
グループA | ネット閲覧 オフィス使用 年賀状ソフトなど | プライベート | 5万円前後 |
グループB | 画像編集 | プライベート ビジネス | 10万円以下 |
グループC | 動画編集 ゲーム | ビジネス プライベート | 15万円前後 |
以下、グループごとにお勧めのパソコンをご紹介させて頂きます。
選考基準
- CPU:インテル® Core™ i3またはAMD Ryzen™ 3以上
- メモリ:8G以上
- ストレージ:SSD
- 光学ドライブ:非搭載(DVD非再生)
- ディスプレイ:15.6インチ
- 使用場所:自宅またはオフィス
マイクロソフトオフィス:なし
グループA
グループAの方は、主な利用環境、目的がほぼプライベートのみの方です。
自宅でネットサーフィンをしたり、Youtubeを見たり、あるいは、マイクロソフトオフィスなどの表計算、文章作成ソフトの利用などが主な使用目的になります。
その他には年賀状作成ソフト、簡易ゲームの利用位までになります。
グループAの方にお勧めのパソコンは以下になります。
HP 15s-eq1000 エントリーモデル

HPのエントリーモデルである商品ですが、機能的には十二分に満足のいくモデルです。
テレワークにも対応していますので、一通りの作業は問題なく対応可能です。
なお、HPのパソコンは内部構成によって価格が変わります。
パソコン選びに失敗しないコツは、この構成選びにあると言っても過言ではないと思いますので、間違わないように選んでください。
CPUは予算があれば、AMD Ryzen™ 5 4500Uが個人的にはお勧めです。
AMD Ryzen™ 5 4500Uを選んでおけば、後々少し重たい作業を行う予定があっても十分に対応可能です。
グループAの利用目的であれば、全くストレスなく使用することが可能です。
グループB
グループBは、グループAより一歩進んだ使い方をされる方向けのパソコンです。
ビジネス利用でも十分に対応出来、画像編集などを使用される方でも十分に対応可能です。(一般的なレベルであり本格的なクリエーターは上位モデルを選択してください)
また、一般的なゲームであれば、問題なく動きます。
各社とも一番力を入れているボリュームゾーンになりますので、選択肢はかなり多くあります。
メインの利用目的、予算に合わせて最適な組み合わせを選んでください。
Pavilion 15-cs3000 スタンダードモデル

グループAでご紹介させて頂いた、HP15sとの大きな違いは、ディスプレイの見やすさとオーディオがまず挙げられます。
オーディオはB&O PLAYを採用していますので映画を見たり音楽を聴いたりする方には魅力的な装備です。
(B&O PLAYは、Bang & Olufsen(北欧老舗高級オーディオメーカー)のカジュアルブランドです)
もう一つの大きな違いは、パソコン起動時のセキュリティです。
HP15sでは指紋認証でしたが、Pavilionでは顔認証が採用されています。
構成選びのポイントは以下になります。
グループBでの基本構成は、CPU:i5、メモリ:8G、ストレージ:512GB SSDの3つが揃っていれば、ストレスなく使用することが可能です。
本格的な写真の編集や、複数のソフトを同時に利用することが多い方はCPUをi7に変更しても良いかもしれません。
ビジネス利用でも問題のないレベルですので、テレワーク等でのご自宅での利用にも最適です。
HP ENVY x360 15(AMD) プレミアムモデル

上でご紹介したPavilion 15-cs3000のお勧め構成モデルは、価格が手ごろで人気モデルのため、完売していたり、入荷までに時間がかかる場合があります。
そんな時にお勧めなのがこちらのHP ENVY x360 15(AMD)です。
HPの中ではプレミアムモデルに位置しているために、基本的には10万円を超えてしまうシリーズが多いのですが、こちらのモデルであれば10万円以内で購入することが可能です。
(購入時期によっては10万円を超えることもあります)
グループBの方であれば必要レベルを十分に上回るスペックになっています。
Pavilion 15-cs3000に比べて全体的なパフォーマンスが良いのは当たり前なのですが、特にお勧めのポイントが、IPSタッチディスプレイ、360°ディスプレイとSuperSpeed USB Type-C® 10Gbpsになります。
作業効率がワンランク上がる仕様になっています。
構成選びのポイントは以下になります。
特に変更を加える必要はありませんが、可能であればメモリを16Gに変更しておくことをお勧めします。
価格差が4000円しかないので、メリットを考えると受ける恩恵は大きいと思います。
グループC
グループCの方は、パソコンを本格的に利用される方向けです。
動画の編集や大量の画像編集、または複数のソフトの同時利用をされる方向けの商品です。
Youtubeへの動画編集、投稿などをされる方なども含まれます。
また、本格的なオンラインゲームにも対応していますので、プレイ中に動作が遅くなることもまずありません。
今回は、特にこれから動画編集を始めたい方や、イラストレーターやフォトショップを使用してクリエイターの勉強をしてみたい方などにお勧めの商品をご紹介させて頂きます。
一般的な利用を予定されている方には、オーバースペックになると思います。
また、高スペックのパソコンをお探しの方は、ある程度の知識があると思いますので、当ブログの簡単な説明では物足りないと思いますが、ほとんどの方の欲求は満たしてくれるモデルになっています。
HP ENVY 15 プレミアムモデル

まず、ご紹介させて頂いたのは、ENVY 15のパフォーマンスモデルです。
高性能で文句なしの製品ですが、グループCの入門モデルです。
一般の方が、動画編集、画像編集をするには全く問題のない製品になっています。
プロレベルの高度な編集までは予定していない方向けです。
構成選びのポイントは以下になります。
ストレージは1TB SSDに変更しておくことをお勧めします。
なお、ENVY 15には、さらに機能が充実した、パフォーマンスプラスモデルとクリエイターモデルが用意されています。
グラフィック性能や、処理速度にこだわる方には大変お勧めのモデルです。
パフォーマンスプラスモデル
CPU:インテル® Core™ i7-10750H
メモリ:32GB
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® RTX 2060 with Max-Q Design
ストレージ:2TB SSD
クリエイターモデル
CPU:インテル® Core™ i9-10885H
メモリ:32GB
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® RTX 2060 with Max-Q Design
ストレージ:2TB SSD
パフォーマンスモデルとの違いは、メモリ、グラフィックス性能、ストレージがアップグレードされています。
クリエイターモデルになると、CPUもi9になりますので、さらに快適な利用が出来るようになっています。
(クリエイターモデルはプラスモデルと同じSSDになっていますが内容は若干違います)
価格的には、プラスモデルが約5万円アップ、クリエイターモデルで約8万円アップになります。
予算が合う方であれば、もちろんクリエイターモデルをお勧めします。
まとめ
HPには今回ご紹介させて頂いたモデルだけではなく、その他にも沢山のシリーズが販売されています。
CPUやメモリなど細かくこだわってしまうとキリがなくなってしまうので、とにかく難しいことは考えずに自分の環境にあった、最適なパソコンを探したいという方にお勧めの商品をご紹介させて頂きました。
あまり詳しいことが分からなくても、グループAからCの利用環境に合わせて選んで頂ければ、まず問題ないと思います。
ぜひHPのパソコンで、新しく快適なPCライフを過ごしてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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