今回は、電動歯ブラシを使用した際の、「歯磨き粉」についてご紹介させて頂きます。
ドラックストアに行くと選びきれない位の歯磨き粉がありますが、どれを購入して良いのか中々分からないと思います。
歯を白くするとか、歯周病に効くとか書かれていますが、私が試した限りでは、実際に効果があるものは、ほとんどないというのが、正直な印象です。
また高額な電動歯ブラシを購入しても、効果の薄い歯磨き粉を使用しているとせっかくの性能を無駄にしかねません。
それでは何を使ったら良いのか?
独断と偏見に満ちているかとは思いますが、口腔環境の悪さから、長年様々な歯磨き粉を使用してきてたどり着いた、お勧めの歯磨き粉をご紹介させて頂きます。
ConCool コンクール
まずご紹介させて頂くのは、「ConCool コンクール」。
歯医者さんで勧められた方もいらっしゃると思います。
予防歯科製品を販売している「ウェルテック社」の商品になります。
歯科医で勧めるだけあって全体的に刺激も少なく、その効果も感じることの出来る商品が多いです。
但し、難点は価格帯が高めに設定されていることです。
もちろん、虫歯や歯周病にならずに済むことを考えたら安いものですが。
基本的どの製品もお勧めです。
ご自身の口腔環境に合わせてご使用ください。
ジェルコート F
ウエルテック ジェルコート F 90g 2本セット 医薬部外品
主な成分
フッ化ナトリウム950ppmF(薬用成分)、塩酸クロルヘキシジン(薬用成分)、β―グリチルレチン酸(薬用成分)、ポリリン酸ナトリウム(キレート剤)、キシリトール(甘味料)
内容量:90g
まずお勧めしたいのが、こちらの商品。
一般的な歯磨き粉と考えて頂いて良いと思います。
効能としては、ムシ歯・歯周炎(歯槽膿漏)・歯肉炎の予防、口臭の防止があります。
お勧めのポイント
発泡剤・研磨剤無配合
ジェル状歯磨き剤
フッ素コート
変な泡立ちが無く、歯を傷つけないのは安心ですね。
またジェル状なので、歯の隙間に浸透しやすくなります。
フッ素に関しては、歯の再石灰化を促す効果があると言われています。
(フッ素に関しては賛否がありますので、ご注意ください。)
私はこちらの商品を1日1回、寝る前に使用しています。
リペリオ
こちらは、歯磨き粉と言うよりは、歯周病の改善のために、利用するものです。
歯ブラシで磨くと言うよりは、歯と歯茎の間に塗り込むイメージでご使用になられるのが、一番効果的だと思います。
また、指に付けて歯茎をマッサージすることも可能です。
お勧めのポイント
歯周病の改善
歯周組織の回復を促進
歯肉の引き締め効果
歯周病で悩んでいらっしゃる方には特にお勧めです。
毛先の細い歯ブラシで、歯周ポケットに直接塗り込むのが良いと思います。
痛みのある方でも数日続けると痛みが緩和、または引いてしまうと思います。
(個人的にとても効果があると思っておりますが、有効性を保証するものではありません。状態が悪化している時は必ず歯科医に見てもらいましょう)
私はこちらの商品を1日1回、寝る前に使用しています。
また歯周病で歯茎に痛みがある時などは適時塗り込んでいます。
歯周病に効くと書かれた様々な歯磨き粉を使用してきましたが、実際の効果を感じられたものはこの商品以外ありませんでした。
クリーニングジェル
主な成分
高機能シリカ(清掃剤)、サンゴパウダー(研磨剤)、ヒドロキシアパタイト(基剤)、酢酸トコフェロール(薬用成分)、ピロリン酸ナトリウム(キレート剤)
内容量:40g
こちらは、着色汚れを吸着除去する歯みがき剤です。
歯へのダメージを極力小さくして、白い歯を目指せます。
毎日使用すると言うよりは、週に1回、または2週間に1回位のペースが良いかと思われます。
お勧めのポイント
サンゴパウダーで歯を傷つけずに汚れを除去
高機能シリカが汚れを吸着して落とします
ピロリン酸ナトリウムによる着色防止効果
歯科医のホワイトニングなどでも使われるクリーニングジェル。
驚くほど歯はツルツルになって気分が爽快になります。
しかし、他の歯磨き粉と比較すると軽微ですが、確実に歯は研磨されています。
こちらを使用後は、ジェルコート Fで全体を軽く磨いておくことをお勧めします。
私はこちらの商品を2週間に1回、寝る前に使用しています。
コンクールF
主な成分
クロルヘキシジングルコン酸塩液(薬用成分)、グリチルリチン酸アンモニウム(薬用成分)、緑茶抽出液(矯味剤)、L-メントール(矯味剤)、エタノール(溶解補助剤)
内容量:100mL
こちらは薬用マウスウォッシュになります。
一般的なマウスウォッシュに比べると刺激はほとんどありません。
水に薄めて使うタイプなので、好みの濃さにすることが出来ます。
歯科医での治療の際には、消毒液としても使われたりしています。
お勧めのポイント
グルコン酸クロルヘキシジンによる高い殺菌力
低刺激のミント味
こちらの商品は一般的にはマウスウォッシュになりますが、歯茎が腫れた時など大きな効果を発揮します。
歯ブラシに直接つけて、患部に塗ると数日以内には歯茎の腫れが引いてしまいます。
(それでも腫れが引かない場合は、歯科医に見せてください。)
シャボン玉せっけんハミガキ
主な成分
炭酸Ca[清掃剤]、水、ソルビトール[湿潤剤]、シリカ[清掃剤]、石ケン素地[発泡剤]、ベントナイト、セルロースガム[粘結剤]、香料(ペパーミント)
内容量:140mL
こちらは日々の歯磨きに使用している歯磨き粉です。
値段も手ごろでどこでも購入出来るのが魅力です。
発泡剤に合成界面活性剤を使用していないのと、味も優しいペパーミントなのも魅力です。
お勧めのポイント
合成界面活性剤を不使用
天然のペパーミント香味料
本当は毎回の歯磨きで、ジェルコート Fが使用出来れば良いのですが、価格が1000円ほどするのと、容量が少ないので代替の歯磨き粉として、こちらを利用しています。
値段もどこで購入しても400円前後とお手頃で、シンプルな成分で変なものが混入されていないのが魅力です。
食後の歯磨きはいつもこれを使用しています。
NONIO(ノニオ) プラス ホワイトニング
原材料・成分
湿潤剤…ソルビット液、PG/清掃剤…無水ケイ酸A/粘度調整剤…無水ケイ酸、ポリアクリル酸Na/光沢剤…酸化Al*4/発泡剤…ラウリル硫酸Na、POE硬化ヒマシ油/粘結剤…キサンタンガム/薬用成分…ポリリン酸Na、フッ化ナトリウム(フッ素として1450ppm)、ラウロイルサルコシンNa(LSS)*2/香味剤…香料(フレッシュホワイトミントタイプ)*3、サッカリンNa/安定剤…酸化Ti/清涼剤…メントール/洗浄剤…炭酸水素Na*1/pH調整剤…水酸化ナトリウム液/保存剤…パラベン/矯味剤…ローズマリーエキス
口臭ケアだけでなく、美白ケアができる、NONIOプラスホワイトニングハミガキになります。
これまでホワイトニング用の歯磨き粉は、1本数千円するものから、有名なメーカーのものまで使用してきましたが、NONIOプラスホワイトニングは、最もホワイトニング効果が高い商品の一つです。
さらに魅力は何と言っても値段が安いことです。
一般的なドラッグストアで350円前後で販売されていますので、ぜひ騙されたと思って試してみてください。
お勧めの歯磨き方法
それでは実際に私が実践している歯磨きの方法をご紹介させて頂きます。
完全に個人の使用方法なので、あくまでも参考程度にしてください。
なお実践方法では電動歯ブラシとジェットウォッシャーを使用します。
これらについては以下で詳しくご紹介させて頂いておりますので合わせてご覧になってみてください。
毎日の歯磨き
寝起きはコンクールFでマウスウォッシュ。
毎食後はNONIOプラスホワイトニングで歯磨き。
そしてジェットウォッシャー(EW-DJ73)を使用。
歯磨きは、ドルツのEW-DP53を使用しています。
時間はあまり気にしていません。
就寝時
就寝時の歯磨きは、NONIOプラスホワイトニングで歯磨き後、フロスで清掃。
ジェットウォッシャーを使用した後に、ジェルコート Fで歯磨き。
最後にリペリオで歯茎マッサージ。
2週間に1回程度は、ジェットウォッシャーの後に、クリーニングジェルを使用しています。
時間は15分位になります。
まとめ
私はもともと、とにかく歯磨きが苦手で、口の中がさっぱりすれば何でも良いと考えていました。
当然そんなことを長年続けていれば、口腔環境は悪くなるばかりで、一時期歯科医からも、「歯磨きが出来ないね」と言われるほどでした。
そしてもれなく、歯周病も進行して、流石にこれはまずいと一念発起して、歯磨きの方法を一から見直しました。
実際に現在の歯磨き方法にたどり着くまでに、かなりの時間とお金を使いましたが、現在では歯科検診の度に、歯科助手さんが驚くほどの状態を保てるほどになっています。
歯磨きが苦手だったり、歯周病を諦めている方は、ぜひ私が提案させて頂いている電動歯ブラシ、ジェットウォッシャー、歯磨き粉を取り入れてみて、チャレンジしてみてください。
初期投資がかかりますが、数か月から半年後にはきっと口腔環境の改善を実感出来ると思います。
なお、コンクールの商品を中心にお勧めさせて頂きましたが、リペリオ以外は代替品があると思います。
ぜひ皆様の好みに合わせて上手に組み合わせて使用してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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