令和6年版 扶養控除等(異動)申告書 記入例と書き方 だれでも分かる簡単ガイド

扶養控除等(異動)申告書 記入例 確定申告
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今回は、年末調整の際に、絶対に提出が必要となる 扶養控除等(異動)申告書 の記入方法についてご説明させて頂きます。

記入する場所は限られており、それほど難しくはありませんので、ぜひ記入例を参考に書類を完成させてください。

なお、ご自身に扶養親族や源泉控除対象配偶者がいない場合でも申告書の提出は必須になります。

もし提出しないと提出した場合に比べて高い税率が適用されますので、十分にご注意ください。

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扶養控除等(異動)申告書 記入方法

扶養控除等(異動)申告書 記入例

出典:国税庁 給与所得者(従業員)の方へより

こちらは、申告書の全体的な記入例になります。

皆様が記入すべき場所は、大きく3つのカテゴリーに分類することが出来ます。

以下、それぞれの場所について詳しくご説明させて頂きます。

なお、左上にある、 「所轄税務署等」の欄は勤務先が記入する場所になりますので、皆様が特に記入する必要はありません。

(記入されていない場合は勤務先にご確認ください。)

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①本人情報

扶養控除等(異動)申告書 記入例本人情報
記入内容
  • あなたの氏名:あなたの氏名とフリガナをカタカナで記入(ひらがなではありません。)
  • あなたの個人番号:マイナンバーカード、または通知カードに記載されている個人番号
  • あなたの生年月日
  • 世帯主の氏名:お住まいのご住所の世帯主を記載します。
  • あなたとの続柄:世帯主に対して、あなたの続柄を記載します。(例:本人、夫、妻、父、母、兄、弟、姉、妹 等)
  • あなたの住所:現在お住まいの住所(住民登録している住所)
  • 配偶者の有無

個人番号については、記載する必要がない場合があります。勤務先より指示があると思いますが、不明な場合は、勤務先に確認してください。

②控除対象配偶者・扶養親族等

扶養控除等(異動)申告書 記入例配偶者。扶養親族、障害者

A 源泉控除対象配偶者

以下に該当する場合、記入することが出来ます。

  • あなたと生計を一緒にする配偶者、令和6年の合計所得額が95万円以下かつ専従者給与を得ていない場合
  • 令和3年のあなたの合計所得額が、900万円以下
記入内容
  • 氏名(フリガナ):配偶者の名前とフリガナをカタカナで記入。
  • 個人番号:マイナンバーカード、または通知カードに記載されている個人番号
  • あなたとの続柄:続柄を記載します。
  • 生年月日
  • 令和4年中の所得の見積額:1月~12月までの所得の見積額を記入します。
  • 住所又は居所:通常は申告書に記載した本人と同じ住所になります。

適用を受けるには、「給与所得者の配偶者控除等申告書」の提出が必要になります。

B 控除対象扶養親族

以下に該当する場合、記入することが出来ます。

  • 16歳以上
  • 専従者として給与を受けていない
  • 令和6年の合計所得額が48万円以下

里子、養護老人の場合、生計が一緒であり、合計所得額が48万円以下であれば該当します。

記入例
  • 氏名(フリガナ):対象者の名前とフリガナをカタカナで記入。
  • 個人番号:マイナンバーカード、または通知カードに記載されている個人番号
  • 生年月日
  • 老人扶養親族:70歳以上(昭和30年1月1日以前)。同居老親等(あなた又は配偶者の直系の場合)その他(直系以外の場合)のどちらかにチェックを入れる。
  • 特定扶養親族:19歳以上23歳未満(平成14年1/2~平成18年1/1)の場合チェックを入れる
  • 令和6年中の所得の見積額:1月~12月までの所得の見積額を記入します。
  • 非居住者である親族:対象者が非居住者の場合○を付ける。
  • 生計を一にする事実:非居住者がいる場合、送金関係書類が必要になります。
  • 住所又は居所:通常は申告書に記載した本人と同じ住所になります。(例外あり)
  • 異動月日及び事由:婚姻等の理由があれば記載します。

②障害者、寡婦、ひとり親又は勤労学生

扶養控除等(異動)申告書 記入例障害者、寡婦、ひとり親又は勤労学生
記入例
  • 障害者の方がいる場合は、チェックを入れます。
  • 表の区分と該当者欄に適する場所にチェックを入れ、人数も記入します。
  • 寡婦、ひとり親、勤労学生に該当する場合にチェックを入れます。
  • 障害者又は勤労学生の内容:該当する方の氏名や証明となるものを記入します。

表にある扶養親族は、16歳未満であっても対象となります。

③16歳未満の扶養親族

扶養控除等(異動)申告書 記入例16歳未満の扶養親族
記入例
  • 氏名(フリガナ):配偶者16歳未満の扶養親族の名前とフリガナをカタカナで記入。
  • 個人番号:マイナンバーカード、または通知カードに記載されている個人番号
  • あなたとの続柄:続柄を記載します。
  • 生年月日
  • 住所
  • 控除対象外国外扶養親族:国内に住所を有しない場合○を付けます。
  • 令和6年中の所得の見積額:1月~12月までの所得の見積額を記入します。
  • 異動月日及び事由
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まとめ

いかがでしたか。

何度か記入したことのある方は、思い出したのではないでしょうか。

年に1回しか記入することがないので、毎年提出していても、つい記載内容は忘れてしまいがちです。

提出前にもう一度確認して、最大限の還付を受けるようにしてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

年末調整の概要についてはこちらをご覧下さい。

給与所得者の基礎控除申告書・配偶者控除等申告書・所得金額調整控除申告書の記入方法についてはこちらでご紹介させて頂いております。

保険料控除申告書の記入方法についてはこちらでご紹介させて頂いております。

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