「ネット上の最新の価格表を、毎日手入力で更新している……」「別のスプレッドシートにあるデータを参照したいけれど、コピペだと元の更新が反映されなくて困る……」 そんな悩み、Googleスプレッドシートの「インポート関数」を使えば、すべて解決します!
この記事では、ウェブ上の表を丸ごと取り込む「IMPORTHTML」、別ファイルからデータを同期させる「IMPORTRANGE」、そしてURLの形式をチェックする「ISURL」の3つを徹底解説。
これらを使いこなせば、あなたのスプレッドシートは「自動で最新データが集まる魔法のツール」に生まれ変わります。業務効率を劇的に高める一歩を、ここから踏み出しましょう!
IMPORTHTML関数
基本的な使い方
構文=IMPORTHTML(URL, クエリ, 指数)
HTML ページ内の表やリストからデータをインポートします。
概ね意味は分かると思いますが、「特定のページのデータをシートに書き出す」関数になります。実際にどのように使うかは以下で詳しくご説明させて頂きます。
実際の使い方

「年賀状作成ソフト選び」について書かせて頂いた記事から「表(テーブル)」を書き出してみます。サイトは以下になります。
数式は以下になります。
=IMPORTHTML(“https://aftercovid20.com/best-nengajyo-soft/”,”table”,1)
URLを「”(ダブルクオーテーション)」で囲み、書き出すテーブルやリストも「”」で囲みます。最後の「1」はそれぞれのアイテムに付けられている番号になります。

サイズによっては書き出しに少し時間がかかる場合がありますが、無事画像のようにテーブルが表示されると思います。
- 表が複数あるようなサイトの場合は、順番に番号が振られていますので、ページ内の何番目の表なのかを数えて指数を入力してください。書き出す部分によっては、少しHTMLに関する知識が必要になるかもしれません。
- 書き出した情報や内容は著作権等で保護されているものがほとんどです。個人以外で利用される場合は、データの取扱には十分な注意が必要です。
- 非常に便利な関数ですが、最近のウェブサイトの中には「JavaScript」で後からデータを読み込むタイプが増えています。その場合、この関数ではデータが取れない(空っぽになる)ことがあるため、「すべてのサイトで必ず取れるわけではない」ことを頭に入れておきましょう。
IMPORTRANGE関数
基本的な使い方
構文=IMPORTRANGE(スプレッドシートの URL, 範囲の文字列)
指定したスプレッドシートからセルの範囲を読み込みます。
他のGoogleスプレッドシートから指定した範囲を読み込ませます。特徴は、通常のコピーアンドペーストだとコピーした元のデータが更新されても当然その内容は更新されませんが、「IMPORTRANGE関数」を使った場合は、元のデータが更新されれば、こちらのデータも更新される所になります。実際にどのように使うかは以下で詳しくご説明させて頂きます。
実際の使い方

左側の「表サンプル」シート12にあるデータを、右側の「表サンプル2」へ読み込ませます。数式は、「表サンプル2」のA1のセルに挿入します。挿入するURLは、「表サンプル」のアドレスになります。

=IMPORTRANGE(“https://docs.google.com/spreadsheets/d/~”,”シート12!A1:F20″)
「~」の部分は省略しています。
URLの中にある /d/ と /edit に挟まれた長い文字列を「スプレッドシートID」と言います。すべてのURLを記載すると数式がとても長くなりますので、短く表記したい場合は、「スプレッドシートID」のみ記載しても問題ありません。
シートと範囲の間に「!(エクスクラメーションマーク)」を入れるのを忘れないようにしてください。

最初に利用する時はこのようなメッセージが表示されますので、「アクセスを許可」をクリックします。
初めてアクセスする際の「アクセスを許可」ボタン。これはシートのオーナー、または編集権限を持つ人が行う必要があります。閲覧専用のユーザーは許可が出せないので注意してください。

無事データが表示されました。背景は引き継がれませんのでご注意ください。

「表サンプル」のセルD20を6000円に変更したら、「表サンプル2」にすぐに反映されています。
ISURL関数
基本的な使い方
構文=ISURL(値)
値が有効な URL であるかどうかを検証します。
説明通りの関数になります。実際にどのように使うかは以下で詳しくご説明させて頂きます。
実際の使い方

記入されている「URL」が正しいかどうか「ISURL関数」を使って判断します。正しい場合は「TRUE」、間違っている場合は「FALSE」を返します。数式は以下になります。
=ISURL(A1)
- 注意して頂きたいのは、URLの途中にスペースがあったり、ひらがなが入っていたりと記述に間違いがあるものは「FALSE」と表示されますが、それ以外の記述的に間違いがないものは「TRUE」と返されます。但し、「TRUE」だからといってそのアドレスのウェブサイトが実際に存在するかどうかが判断されている訳ではありません。実際には存在しないサイトも「TRUE」と返されます。
- ISURL単体で使うより、=IF(ISURL(A1), HYPERLINK(A1, “サイトへ移動”), “URL無効”) のように、リンクを自動生成する方法によく使われます。
マスターが教える「外部データ活用」の極意
- インポートの「重さ」に注意!: IMPORTRANGE を一つのシートに何十個も入れると、動作が重くなることがあります。大量に連携する場合は、必要最低限の範囲に絞ってインポートするのがコツです。
- IMPORTHTMLの「table」と「list」: 表形式なら『table』、箇条書き(・で並んでいるものなど)なら『list』を指定します。もしtableで取れない場合は、listに変えてみるとうまくいくことがありますよ。
- 著作権とマナー: 外部サイトのデータを取り込む際は、相手のサーバーに負担をかけすぎないよう注意し、利用規約を守って活用しましょう。プライベートな分析や、情報の整理に留めるのがスマートです。
まとめ
お疲れ様でした!スプレッドシートの外にあるデータを引き寄せる、3つの強力な関数をご紹介しました。
- ウェブ上の表をサクッと取り出すなら、IMPORTHTML
- 別ファイルとデータをリアルタイム同期するなら、IMPORTRANGE
- 入力されたURLが形式通りかチェックするなら、ISURL
これらは、一度設定してしまえば「データの更新」という一番面倒な作業をスプレッドシートが代わりにやってくれるようになります。
まずは、よく見るニュースサイトのランキング表を取り込んでみたり、自分の別の管理表をつないでみたりして、その「つながる便利さ」を体感してみてください。あなたのビジネスツールとしてのスプレッドシート活用術が、一段上のステージへ進むはずです!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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