GAIQで出題された問題の解答と簡単な解説です。
受験前の対策として参考にしてみてください。
なお、解説はGoogleアナリティクスヘルプより引用・参照させて頂いています。
GAIQの試験は、試験中にサイトを調べながら受験することが出来ます。
つまり、問題と解答を全部調べてしまうと、簡単に満点が取れてしまいます。
但しこれだと、自分の知識としては何も身につかないので、何も見ないか、アナリティクスの画面のみを見るようにして受験されることをお勧めします。
テストは不合格であっても、24時間後に再受験が出来ます。
データアナリストを目指す方に必須の「Google データアナリティクス プロフェッショナル認定証」が日本語で受講出来るようになりました。
ぜひ受講されることをお勧めします。
- GAIQ 問題集
- 過去にサイトを訪れたことがあるトラフィックの割合が表示されるレポートはどれですか。
- コンバージョン パスにおけるさまざまな接点が、商品購入やその他のコンバージョンに貢献した度合いを評価する一連のルールを何と呼びますか。
- アナリティクスのデフォルトのトラッキング コードで収集できない情報はどれですか。
- カスタム レポートを共有すると、レポートの設定とレポート内のデータも共有される。
- Google アナリティクスで収集が禁止されているデータはどれですか。
- ユーザーがウェブページに投稿したコメント数を収集するためには、どの機能が必要ですか。
- 削除したビューは何日以内であれば復元できますか。
- ウェブ接続されたデバイス(POS システム)などから Google アナリティクスにデータを送信するために必要な機能はどれですか。
- Google アナリティクス アカウントの階層構造を正しく表しているものはどれですか。
- ブラジルとアルゼンチンのユーザーのみを含める場合、ビューのフィルタはどのように設定しますか。
- カスタム指標に適用されるスコープはどれですか。
- トラフィックやエンゲージメントを特に多く獲得しているウェブページを確認できるレポートはどれですか。
- トラフィックがサイトにたどり着いた経路を確認できるレポートはどれですか。
- 動的リマーケティングのオーディエンスの作成に使用できない条件はどれですか。
- データ収集に使用するアナリティクス トラッキング コードは、ウェブページの HTML コードのどの場所に配置する必要がありますか。
- フィルタによって除外されたデータの復元に関する説明として、正しいものどれですか。
- カスタム レポートにデータが表示されない原因として考えられるものはどれですか。
- Google 広告のキーワードの入札単価を変更する際に使用できないユーザーの特性はどれですか。
- 新しいカスタム チャネル グループは過去にさかのぼって適用できるため、以前収集したデータも整理できる。
- データ インポートが有効化されていないビューにおいて、カスタム ディメンションの値は、そのカスタム ディメンションが作成される前にさかのぼって確認できる。
- Google アナリティクスのデフォルト設定で、同じユーザーによるセッションを特定できないのはどのような場合ですか。
- アナリティクスのセッションが期限切れとなるデフォルトのタイミングはどれですか。
- Google アナリティクスのデフォルトの「参照元」ではないものはどれですか。
- 商品カタログがダウンロードされた回数を調べる場合に役立つ機能はどれですか。
- まとめ
GAIQ 問題集
過去にサイトを訪れたことがあるトラフィックの割合が表示されるレポートはどれですか。
- すべてのトラフィック > 参照サイトレポート
- 行動 > リピート回数とリピート間隔レポート
- インタレスト > アフィニティ カテゴリ レポート
- 行動 > 新規とリピーター レポート
参照サイトレポート:referralのこと、外部サイトからのトラフィック(集客→すべてのトラフィック)
リピート回数とリピート間隔レポート:リピートユーザーのリピート回数(セッション数)、間隔(セッションの間隔)を表示(ユーザー→行動)
アフィニティカテゴリレポート:ユーザーの興味ある分野が表示(ユーザー→インタレスト)
新規とリピーターレポート:新規とリピーターの割合を比較・参照(ユーザー→行動→新規顧客とリピーター)
コンバージョン パスにおけるさまざまな接点が、商品購入やその他のコンバージョンに貢献した度合いを評価する一連のルールを何と呼びますか。
- コンバージョン トラッキング
- マルチチャネル
- チャネル グループ
- アトリビューション モデリング
コンバージョン トラッキング:広告に対するアクション後のユーザーの行動を把握
マルチチャネル:コンバージョン獲得のために果たした役割を確認(コンバージョン→マルチチャンネル)
チャネル グループ:ルールに基づいて分類されるトラフィック ソースのグループ
アトリビューション モデリング:マーケティング キャンペーンが、販売やコンバージョンに貢献している度合いを確認するための一連のルール
アナリティクスのデフォルトのトラッキング コードで収集できない情報はどれですか。
- ブラウザの言語設定
- ページ訪問数
- ユーザーのお気に入りのウェブサイト
- デバイスとオペレーティング システム
カスタム レポートを共有すると、レポートの設定とレポート内のデータも共有される。
- 正しい
- 誤り
カスタムレポートはデータの共有はありません。
Google アナリティクスで収集が禁止されているデータはどれですか。
- 請求先住所の都市
- 個人を特定できる情報
- 商品の SKU
- 購入金額
ユーザーがウェブページに投稿したコメント数を収集するためには、どの機能が必要ですか。
- カスタム指標
- カスタムチャンネルグループ
- カスタムディメンション
- 計算指標
ディメンション:データの属性・テーマ(国や地域など)
指標:データを定量化したもの(セッションの合計数など)
チャンネルグループ:ルールに基づいて分類されるトラフィック ソースのグループ(有料検索、ノーリファラーなど)
計算指標:既存の指標に基づいて算出されるユーザー定義の指標
削除したビューは何日以内であれば復元できますか。
- 35
- 15
- 25
- 5
ゴミ箱に移動したアカウント、プロパティ、ビューは、35 日間保管されてから、完全に削除されます。
ウェブ接続されたデバイス(POS システム)などから Google アナリティクスにデータを送信するために必要な機能はどれですか。
- データインポート
- Networking Protocol
- Measurement Protocol
- データインポート
Measurement Protocol を使用すると、POSシステムなどウェブ接続機能を持つあらゆるデバイスからアナリティクスへデータを送信することが出来ます。
Google アナリティクス アカウントの階層構造を正しく表しているものはどれですか。
- アカウント > ビュー > プロパティ
- アカウント > プロパティ > ビュー
- プロパティ > アカウント > ビュー
- ビュー > アカウント > プロパティ
アナリティクスの管理画面を参照
ブラジルとアルゼンチンのユーザーのみを含める場合、ビューのフィルタはどのように設定しますか。
- フィルタ 1: ブラジルとアルゼンチン以外のすべての国を除外する
- フィルタ 1: ブラジルを含める > フィルタ 2: アルゼンチンを含める
- フィルタ 1: アルゼンチンを含める > フィルタ 2: ブラジルを含める
- フィルタ 1: ブラジルまたはアルゼンチンを含める
カスタム指標に適用されるスコープはどれですか。
- ヒット
- ユーザー
- セッション
- 顧客
カスタム指標の範囲:ヒットと商品
(上級編第2回参照)
トラフィックやエンゲージメントを特に多く獲得しているウェブページを確認できるレポートはどれですか。
- エンゲージメントレポート
- すべてのページレポート
- アクティブユーザーレポート
- ページの回数や間隔レポート
エンゲージメントレポート:セッション継続時間や訪問時のページビュー数(ユーザー→行動→エンゲージメント)
すべてのページレポート:サイト内の各ページについてのエンゲージメント指標
アクティブユーザーレポート:1日、7日、14日、28日間の間に訪れたアクティブユーザー数を表示
ページの回数や間隔レポート:リピートユーザーのリピート回数(セッション数)、間隔(セッションの間隔)を表示(ユーザー→行動)
トラフィックがサイトにたどり着いた経路を確認できるレポートはどれですか。
- ユーザー属性
- すべてのトラフィック
- 地域
- 行動
ユーザー属性:年齢や性別
すべてのトラフィック:トラフィックのソースや参照元などを確認
地域:ユーザーの地域
行動:新規顧客やリピーター、エンゲージメントなど
動的リマーケティングのオーディエンスの作成に使用できない条件はどれですか。
- ホームページを閲覧したユーザー
- ウェブサイトで検索結果ページを閲覧したユーザー
- 購入した商品を返品したユーザー
- 商品の詳細ページを閲覧したユーザー
動的リマーケティングのユーザーリストの作成条件例
- サイトのトップページや、カテゴリや商品のページを閲覧した一般ユーザー
- ウェブサイトで検索結果ページを閲覧したユーザー
- 商品リストや商品詳細ページを閲覧したユーザー
- ショッピング カート内の商品を購入しなかったユーザー
- 以前コンバージョンに至ったユーザー
データ収集に使用するアナリティクス トラッキング コードは、ウェブページの HTML コードのどの場所に配置する必要がありますか。
- </head>タグ(終了タグ)の直前
- </body>タグ(終了タグ)の直前
- <head>タグ(開始タグ)の直後
- <body>タグ(開始タグ)の直後
実際には<head></head>の間であれば動くはずですが、アナリティクスでは開始直後に設置するようにアナウンスされています。
フィルタによって除外されたデータの復元に関する説明として、正しいものどれですか。
- 5 日以内であればデータを復元できる
- 10 日以内であればデータを復元できる
- 30 日以内であればデータを復元できる
- フィルタで除外されたデータは復元できない
フィルタをかけるとそのデータは除外されるため復元することは出来ません。
一度収集されたデータが変更できないので同じ理屈になります。
便利なフィルタですが、使用する際は、必ずRAWデータも作成しておくことをお勧めします。
カスタム レポートにデータが表示されない原因として考えられるものはどれですか。
- データをすべて除外するフィルタが適用されている
- カスタム レポートのディメンションの数が多すぎる
- カスタム レポートの指標の数が多すぎる
- カスタム レポートが同じビューのユーザーと共有されていない
カスタムレポートを作成する際のディメンションと指標の数は、ディメンションは5個まで、指標は10個までと決まっています。
Google 広告のキーワードの入札単価を変更する際に使用できないユーザーの特性はどれですか。
- 地域
- 広告表示設定
- デバイス
- 時間帯
Google広告を利用していないと分からない問題です。
利用されていない方は、とりあえず広告表示設定と覚えてしまいましょう。
新しいカスタム チャネル グループは過去にさかのぼって適用できるため、以前収集したデータも整理できる。
- 正しい
- 誤り
ユーザー単位でカスタムチャネルグループまたは、ビュー単位で新しいチャネル グループを作成した場合は以下のことが可能です。
- レポートですぐに選択する。
- 過去のデータに適用し、新しいチャネル定義でそのデータを分類する。
- データそのものは変えずに表示方法を変更する。
データ インポートが有効化されていないビューにおいて、カスタム ディメンションの値は、そのカスタム ディメンションが作成される前にさかのぼって確認できる。
- 誤り
- 正しい
過去のデータにカスタムディメンションを適用させることは出来ません。
Google アナリティクスのデフォルト設定で、同じユーザーによるセッションを特定できないのはどのような場合ですか。
- セッションが同じブラウザの Cookie を共有している場合
- セッションが同じ日に同じブラウザで発生している場合
- セッションが同じデバイス、同じブラウザで発生している場合
- セッションが同じデバイス、別のブラウザで発生している場合
セッションが同じブラウザであれば、同じユーザーと認識されます。
アナリティクスのセッションが期限切れとなるデフォルトのタイミングはどれですか。
- ウェブサイトでのユーザー行動に関係なく、30 分経過したとき
- ユーザーがウェブページ上で何のアクションも起こさない状態で 30 分以上経過したとき
- 毎日正午
- ユーザーが新しいブラウザ ウィンドウを開いたと
デフォルトではヒットが記録されないまま30分経過するとヒットは終了となります。
Google アナリティクスのデフォルトの「参照元」ではないものはどれですか。
- (direct)
- googlemerchandisestore.com
集客→すべてのトラフィック→参照元/メディア
参照元とはトラフィックの流入元、たとえば検索エンジン(google など)やドメイン(example.com)を指します。
商品カタログがダウンロードされた回数を調べる場合に役立つ機能はどれですか。
- カスタム レポート
- カスタム ディメンション
- 計算指標
- イベントトラッキング
イベント:コンテンツに対して行われ、ウェブページや画面の読み込みとは関係なく測定できるユーザー インタラクション。ダウンロード、リンクのクリック、フォームの送信、動画の再生は、いずれもイベントとして分析の対象となるアクションに該当します。
ディメンション:データの属性・テーマ(国や地域など)
計算指標:既存の指標に基づいて算出されるユーザー定義の指標
まとめ
実際にGAIQで出題された問題をご紹介させて頂いております。
解答に関しては間違いないと思いますが、万が一違う場合はお知らせ頂けると助かります。
解説についてはとても簡素に書いておりますので、お時間のある方は、Googleヘルプなどをご利用頂いて詳しく調べて見てください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
第2回、第3回、第4回も合わせてご覧になってみてください。
その他グーグルが提供している様々な資格の一覧をこちらでご紹介させて頂いております。
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