GAIQで出題された問題の解答と簡単な解説、第4回目です。
受験の際の参考にしてみてください。
なお、解説はGoogleアナリティクスヘルプより引用・参照させて頂いています。
GAIQの試験は、試験中にサイトを調べながら受験することが出来ます。
つまり、問題と解答を全部調べてしまうと、簡単に満点が取れてしまいます。
但しこれだと、自分の知識としては何も身につかないので、何も見ないか、アナリティクスの画面のみを見るようにして受験されることをお勧めします。
テストは不合格であっても、24時間後に再受験が出来ます。
データアナリストを目指す方に必須の「Google データアナリティクス プロフェッショナル認定証」が日本語で受講出来るようになりました。
ぜひ受講されることをお勧めします。
- GAIQ 問題集
- デフォルト状態で定義できないリマーケティング ユーザーリストはどれですか。
- ビューのフィルタはどのような順序で適用されますか。
- セグメントによって可能なことではないものはどれですか。
- データ分析にセグメントを使用するメリットとして、正しくないものはどれですか。
- Google アナリティクス リマーケティングのメリットとして正しくないものはどれですか。
- 指標とディメンションの組み合わせとして有効でないものはどれですか。
- Google アナリティクスの「目標」でトラッキングできないユーザー行動はどれですか。
- データ表における表示方法のうち、レポートの指標データをウェブサイトの平均と比較できるものはどれですか。
- 行にデータを表示する静的な表で、データを並べ替えることができるタイプのカスタム レポートはどれですか。
- マルチチャネルを使用するために有効化する必要がある機能はどれですか。
- ユーザーやセッションを複数のドメインをまたいでトラッキングする場合、事前に設定する必要があるものはどれですか。
- Google アナリティクスでトラッキングされるものは、次のどのタイプのヒットですか。
- リマーケティング リストの作成に使用されるアセットはどれですか。
- 自動タグ設定によるデータ収集の対象になるものは、どのタイプのトラフィックですか。
- Google アナリティクスにおいて「ディメンション」とは何ですか。
- ユーザーがサイト内で検索した語句をトラッキングするために必要な機能はどれですか。
- ユーザー獲得日に基づいて、さまざまな指標を週単位で比較できるレポートはどれですか
- ウェブページの訪問者がアナリティクスの Cookie をブラウザで削除するとどうなりますか。
- カスタム レポートに正確なデータを表示するためには、どのような操作を避けるべきですか。
- まとめ
GAIQ 問題集
デフォルト状態で定義できないリマーケティング ユーザーリストはどれですか。
- ウェブサイトで動画を再生したユーザーのリスト
- 特定の言語を使うユーザーのリスト
- 実店舗を訪問したユーザーのリスト
- ウェブサイトの特定のページを訪問したユーザーのリスト
リマーケティングとは、過去にウェブサイトを利用したユーザーをターゲットとして、広告を表示できる便利な機能です。
リマーケティングではブラウザの Cookie を利用します。
ビューのフィルタはどのような順序で適用されますか。
- 名前
- ランダム
- 作成日
- リストの表示
複数のフィルターを作成した場合は、フィルター一覧に表示されている順に適用されます。
セグメントによって可能なことではないものはどれですか。
- データを切り出して分析する
- データを不可逆的に変更する
- カスタム リマーケティング リストを作成する
- 複数のセッションや複数のユーザーのサブセットを作成する
セグメントによってデータのサブセットを抽出して分析できるので、ビジネスの特定の部分の傾向を考慮し、それに対応することができます。
セグメントはユーザーリストの土台としても使用できます。
セグメントは元のデータを壊すことのないフィルタで構成されます。そうしたフィルタにより、ユーザー、セッション、ヒットの一部が切り分けられます。
また、1つのレポートに複数のセグメントを追加して比較できるという利点があります
データ分析にセグメントを使用するメリットとして、正しくないものはどれですか。
- コンバージョンに至ったユーザーと至っていないユーザーなど、ユーザーのグループごとに行動に関する指標を比較できる
- シングル セッションまたはマルチ セッション型の条件でユーザーを分析できる
- ビュー内のデータを恒久的に変更できる
- コンバージョン セグメントを使用して特定のコンバージョン パスを抽出し、分析できる
解答以外は、メリットと考えられます。また以下も合わせてご参照ください。
Google アナリティクス リマーケティングのメリットとして正しくないものはどれですか。
- カスタムのセグメントやターゲットに基づくリマーケティング リストを作成できる
- 既存のアナリティクス スニペットに変更を加えることなく、リマーケティング リストを作成できる
- ユーザーが過去に購入した商品を簡単に再度注文することができる
- サイトにアクセスしたことがあるユーザーに、カスタマイズした広告を表示できる
リマーケティングではブラウザの Cookie を利用するため、ウェブサイトにタグを追加する必要はありません。(スニペットの変更は必要ありません)
ユーザーリストの対象をお客様のビジネスに合わせてさらに絞るには、セグメントをインポートして、ユーザーリストのベースとして利用します。
リマーケティングとは、過去にウェブサイトを利用したユーザーをターゲットとして、広告を表示できる便利な機能です。
解答はリマーケティングと関係のないものになっています。
指標とディメンションの組み合わせとして有効でないものはどれですか。
- 合計イベント数 / ユーザータイプ
- 平均ページ滞在時間 / デバイス カテゴリ
- セッション / 参照元
- セッション / 直帰率
ディメンション:データの属性・テーマ(国や地域など)
指標:データを定量化したもの(セッションの合計数など)
Google アナリティクスの「目標」でトラッキングできないユーザー行動はどれですか。
- ニュースレターの購読申し込み
- 動画の視聴
- 顧客のライフタイム バリュー
- 商品の購入
目標によって、サイトやアプリが目標をどの程度達成しているか把握することができます。
目標とは、ビジネスの成功につながるユーザー行動が達成されたこと(コンバージョン)を表し、具体例としては、購入(e コマースサイト)、ゲームのレベルのクリア(モバイル ゲームアプリ)、連絡先情報の送信(マーケティング サイトや見込み顧客の発掘サイト)などが挙げられます。
データ表における表示方法のうち、レポートの指標データをウェブサイトの平均と比較できるものはどれですか。
- パフォーマンス
- パーセンテージ
- 比較
- ピボット
Google アナリティクスでは、セカンダリ ディメンジョンでデータをピボットすることにより、特定レポートの表の情報を再構成できます。
このマルチ ディメンション ビューでは、複数のデータ グループを互いに比較することにより、これまで気付かなかった傾向を把握することができます。ピボット表示は、3 つ以上のディメンションを選択できる場合のみ利用できます。
行にデータを表示する静的な表で、データを並べ替えることができるタイプのカスタム レポートはどれですか。
- フラット テーブル
- ピボット テーブル
- エクスプローラ
- 地図表示
- エクスプローラ: アナリティクスの標準レポートです。折れ線グラフと、検索と並べ替えのオプションやセカンダリ ディメンションなどの動的な要素を含むデータ表が表示されます。
- フラット テーブル: 行にデータを表示する静的な表で、データを並べ替えることができます。
- 地図表示: 世界地図に、トラフィックやエンゲージメントの多い地域や国が濃い色で表示されます。
マルチチャネルを使用するために有効化する必要がある機能はどれですか。
- 目標または e コマース
- カスタム ディメンション
- 広告向けの機能
- ページ解析
マルチチャネル レポートを使用するには、先に目標や eコマースの設定を行う必要があります。
ユーザーやセッションを複数のドメインをまたいでトラッキングする場合、事前に設定する必要があるものはどれですか。
- データ インポート
- クロスドメイン トラッキング
- Google 広告とのリンク
- Ad Exchange とのリンク
URL やサブドメインが異なる2つのウェブサイトを、1つのプロパティでトラッキングする場合は、クロスドメイン トラッキングを使用します。
Google アナリティクスでトラッキングされるものは、次のどのタイプのヒットですか。
- ページビュー
- 取引
- イベント
- 以上のすべて
- ページビューヒット:最も一般的、ユーザーがページを開くたびにページビューヒットが送信されます。
- イベントヒット:サイト上の特定の要素に対する操作をトラッキング出来ます。
- トランザクションヒット:eコマースでの商品購入に関するデータを渡す事が出来ます。
リマーケティング リストの作成に使用されるアセットはどれですか。
- カスタム セグメント
- カスタム指標
- カスタム レポート
- カスタム ディメンション
リマーケティング用ユーザーリストを作成するには、ユーザーの条件を指定し、オーディエンスを使用する広告アカウントを指定します。
さらに、以下のいずれかの方法でオーディエンスの条件を指定します。
- 既定のオーディエンス定義から選ぶ
- 新しいオーディエンス定義を作成する
- セグメントをインポートする
自動タグ設定によるデータ収集の対象になるものは、どのタイプのトラフィックですか。
- 参照トラフィック
- ソーシャル メディアのトラフィック
- Google 広告キャンペーンのトラフィック
自動タグ設定で確認出来るデータ設定
- キャンペーン(手動タグ設定)
参照元(手動タグ設定)
メディア(手動タグ設定)
コンテンツ(手動タグ設定)
キーワード(手動タグ設定)
クエリのマッチタイプ(キーワードと検索クエリのマッチ条件) - 広告グループ(対象のキーワード、クリエイティブ、クリックに関連する広告グループ)
- 最終ページ URL(Google 広告の最終ページ URL)
- 広告フォーマット(テキスト、ディスプレイ、動画)
- 広告掲載ネットワーク(Google 検索ネットワーク)
- プレースメントのドメイン(広告が表示されたコンテンツ ネットワーク上のドメイン)
- Google 広告お客様 ID(Google 広告アカウントに設定されている固有の番号(3 部構成))
Google アナリティクスにおいて「ディメンション」とは何ですか。
- 2 つの期間のデータの比較
- 高度な分析に役立つデータセットの属性
- 指定期間におけるユーザーのライフタイムバリュー
- オーディエンスについてさまざまなユーザー属性情報を確認出来るレポート
ディメンションはデータの属性です。たとえば、ディメンション「市区町村」はセッションの性質を表し、「横浜」、「川崎」などセッションが発生した市区町村を指定します。ディメンション「ページ」は、閲覧されたページの URL を表します。
ユーザーがサイト内で検索した語句をトラッキングするために必要な機能はどれですか。
- 検索フィルタ
- サイト内検索
- データ インポート
- 拡張 e コマース
サイト内検索を使用している場合、サイト内検索レポートを表示すると、ユーザーがサイト内で何を検索しているのか確認できます。
ユーザー獲得日に基づいて、さまざまな指標を週単位で比較できるレポートはどれですか
- コホート分析
- ユーザーフロー
- アクティブ ユーザー
- ユーザー エクスプローラ
コホートは、Google アナリティクスのディメンションによってこのレポートで識別される、共通の特性を持つユーザーのグループです。たとえば、獲得日が同じユーザーはすべて同じコホートに属します。コホート分析を行うと、時間の経過に伴うアプリまたはサイト内でのこれらのグループの行動を確認できます。
ウェブページの訪問者がアナリティクスの Cookie をブラウザで削除するとどうなりますか。
- トラッキング対象のページが次に読み込まれたときに、一意の ID が改めて設定される
- アナリティクスでユーザーの行動データと過去のデータを関連付けられなくなる
- トラッキング対象のページが次に読み込まれたときに、Cookie が改めて設定される
- 以上のすべて
ユーザーがサイトにアクセスすると、アナリティクスは、一意のIDを作成します。
このIDはCookieに関連付けされます。
検出されたIDが新しいものであれば、新規ユーザー、既存のものであれば、リピーターとみなされます。
ユーザーがCookieを削除、ブロックした場合はIDが失われます。
カスタム レポートに正確なデータを表示するためには、どのような操作を避けるべきですか。
- カスタム指標でレポートを作成する
- カスタム ディメンションをプライマリ ディメンションとして使用する
- スコープの異なる指標とディメンションを組み合わせる
- 同じレポートで複数のディメンションを組み合わせて使用する
カスタム レポートは、ご自身で作成するレポートです。ディメンションと指標を自由に選択して、それらをどのように表示するかを決めることができます。
指標とディメンションの中には、カスタム レポートで組み合わせることができないものもあります。
ディメンションと指標は、どちらも対応範囲がユーザー、セッション、ヒットのいずれかの階層なので、同じ階層のもの同士を組み合わせる必要があります。
まとめ
実際にGAIQで出題された問題をご紹介させて頂いております。
解答に関しては間違いないと思いますが、万が一違う場合はお知らせ頂けると助かります。
解説についてはとても簡素に書いておりますので、お時間のある方は、Googleヘルプなどをご利用頂いて詳しく調べて見てください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
第1回、第2回、第3回も合わせてご覧になってみてください。
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