今回は、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)に合格するための学習方法・上級編、第4弾になります。
いよいよ今回が最終回となります。
なお一部実際の画像を使用することが出来ない部分があり、説明が簡素になっている部分もありますので、アナリティクスヘルプと合わせてご覧になって頂くとより理解しやすくなると思います。
リマーケティングの概要
リマーケティングとは、過去にウェブサイトを利用したユーザーをターゲットとして、広告を表示できる便利な機能です。
ウェブサイトを訪問したが購入に至らなかったユーザーに対し、リマーケティングを使用して、関連性の高い広告を Google ディスプレイ ネットワーク、モバイルアプリ、Google 検索で表示できます。
リマーケティングの設定
管理→プロパティ→トラッキング情報→データ収集をクリックします。
右側にある、リマーケティングと広告レポート機能をオンにします。
Google 広告やディスプレイ&ビデオ 360 のアカウントを、アナリティクスにリンクする必要があります。
ユーザーリストの作成
リマーケティングではブラウザの Cookie を利用するため、ウェブサイトにタグを追加する必要はありません。
ただし、ブラウザの Cookie を削除したユーザーは、サイトを再訪するまでユーザーリストから除外されます。
管理→プロパティ→ユーザー定義→オーディエンスをクリックします。
ユーザーリストを作成するビューを選択します。
オーディエンスの定義を選択します。
この先は、私の環境では表示されないので、アナリティクスヘルプの画像を使用しています。
有効期限は7日間が表示されていますが、1~540日にの間で設定することが出来ます。
対象をさらに絞り込むには、セグメントをインポートして、ユーザーリストのベースとして利用します。
ユーザーリストは新しく作ることも可能です。
ユーザーリストは、以下の要件で利用することが出来ます。
(但し、検索広告向けリマーケティングの要件を満たしている場合に限る)
検索広告向けリマーケティング
ディスプレイ リマーケティング
Google 検索広告のユーザーリストを使用するには、最低 1000人のユーザーの登録が必要です。
Google ディスプレイ ネットワークのユーザー属性ディメンションである年齢、性別、インタレスト カテゴリが含まれるユーザーリストは、検索広告向けリマーケティングでは使用できません。
動的リマーケティングを使用したより効果的なターゲット設定
動的リマーケティングを利用して、リマーケティング広告のターゲット設定をさらに正確にできます
(例)
ユーザーがサイトで閲覧した商品から商品 ID を収集し、後でその商品の広告を表示することで、ユーザーがウェブサイトに戻って商品を購入するように促します。
Google 広告アカウントとアナリティクス アカウントをリンクし、広告向けの機能を有効にする。
小売業の場合は、Google Merchant Center にも Google 広告アカウントをリンクする必要があります。
※Merchant Center:買い物客がオンラインの在庫と実店舗の在庫を確認できるサイト。
動的リマーケティング キャンペーンでは、この商品データを利用して、広告をカスタマイズできます。
リンク方法
Merchant Center にログインし、Google 広告のお客様 ID を追加します。
動的リマーケティングを有効にするには、以下の操作が必要です。
- 動的リマーケティング用の分野別の属性を確認
- カスタム ディメンションを作成
- ウェブサイトのタグを更新
- 動的リマーケティング用のユーザーリストの作成
- 動的リマーケティング用の属性の作成
- 動的リマーケティング キャンペーンの作成
動的リマーケティングのユーザーリストの作成
- サイトのトップページや、カテゴリや商品のページを閲覧した一般ユーザー
- ウェブサイトで検索結果ページを閲覧したユーザー
- 商品リストや商品詳細ページを閲覧したユーザー
- ショッピング カート内の商品を購入しなかったユーザー
- 以前コンバージョンに至ったユーザー
コースのまとめ
ビジネスの成果の分析
成果の測定
(購入経路の終点にいるユーザー数、ユーザー数の離脱経路、、、)
↓
データをレポートにまとめる
(カスタムレポートやマイレポート)
↓
データの分析
(成果の予測に基づいて仮説を立て、指標が成果の予測と一致する理由やしない理由を明らかにする)
↓
テスト
(問題の解決策を試行し、指標を成果の予測に合わせられるかどうかの確認)
改善
テスト&解答
1. Google アナリティクスにおける「リマーケティング」とは何ですか。
- ユーザーが初めてウェブサイトを訪れ、コンバージョンを達成すること
- ターゲットを絞った広告でユーザーをウェブサイトに呼び戻し、コンバージョンを促進すること
- ブラウザの Cookie が削除されているため、Google アナリティクスで新規ユーザーを識別できないこと
- ユーザーが競合他社から商品を購入すること
2. Google アナリティクスでリマーケティングを有効にするために、まず何を有効にする必要がありますか。
- 広告レポート機能
- ユーザー属性とインタレスト カテゴリ
- Google 広告またはディスプレイ&ビデオ 360 アカウントのリンク
- カスタム ディメンション
3. Google アナリティクスではどのリマーケティング オーディエンスを定義できますか。
- ウェブサイトの特定のページを訪問したユーザーのリスト
- ウェブサイトで動画を再生したユーザーのリスト
- 特定の言語を使うユーザーのリスト
- Google で商品を検索したユーザーのリスト
4. リマーケティングを使うと、関連性の高い広告をどの Google プロパティに表示できますか。
- Google ディスプレイ ネットワーク
- Google サイト
- モバイルアプリ
- Google 検索
5. リマーケティング オーディエンスにユーザーを登録できる期間は最大でどのくらいですか。
- 120 日間
- 180 日間
- 365 日間
- 540 日間
6. リマーケティング オーディエンスを作成する際に、使用できる Google アナリティクスのデータは何ですか。
- 既定のセグメント
- カスタム セグメント
- ユーザーのメールアドレス
- ウェブサイトを訪れたことのないユーザーの数です
7. Google 広告の検索広告リマーケティングの対象となるために、オーディエンスに必要なユーザー Cookie 数はいくつですか。
- 100
- 1,000
- 2,000
- 5,000
8. ウェブサイトに呼び戻すために、動的リマーケティングを使ってターゲットに設定できるのはどのユーザーですか。
- 好意的な商品レビューを投稿したユーザー
- ウェブサイトの検索結果ページを閲覧したユーザー
- 商品の詳細ページを見たユーザー
- ショッピング カートを放棄したユーザー
9. 小売業で動的リマーケティングを使用する場合は、Google 広告アカウントを何とリンクする必要がありますか。
- Google 検索センター
- Google アナリティクス センター
- Google Merchant Center
- Google ヘルプセンター
10. 動的リマーケティングを設定する際には、Google アナリティクスでまず何を作成する必要がありますか。
- カスタム セグメント
- カスタム指標
- カスタム ディメンション
- カスタム レポート
まとめ
今回で、GAIQのためのアナリティクス学習方法は終了です。
日数をかけて勉強された方は、最初の頃の用語などは忘れてしまっているかもしれません。
受講される場合は、最初から一度読み直してから受験されると合格する確率は高くなると思います。
これまでご紹介させて頂いた記事が、GAIQ合格のために少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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