確定申告を行う際に、わざわざ税務署に行かなくても自宅から簡単に申告が行えるようになりました。
それが「e-Tax」です。
大変便利な確定申告の方法ですが、令和3年分からは、「e-Tax」での確定申告の方法が3通り用意されるようになりました。
その中の1つに、「マイナンバーカードをICカードリーダライタを使用して読み込ませる方法」があります。
この方法は、パソコンのみを使用して申告する方法なのですが、「ICカードリーダライタ」が必要なだけではなく、「パソコンのブラウザの拡張設定」を行わないと利用することが出来ません。
パソコンに慣れていらっしゃる方には、難しいことではないかもしれませんが、普段あまりパソコンを利用されない方にとっては分かりにくい作業になります。
そこで今回は、「ICカードリーダライタ」をお持ちの方が、e-Taxをスムーズに行えるように、ウェブブラウザの拡張方法について詳しくご紹介させて頂きます。
なお今回は「Google Chrome」の拡張方法についてご紹介させて頂きます。
「Microsoft Edge」の拡張方法については、以下の記事で詳しくご紹介させて頂いております。
e-Tax 利用のための事前準備 Google Chrome編
確定申告書をe-Tax・マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)で提出する際は、事前の環境設定が必要となります。
確定申告書を作成するよりもこちらの設定の方が手間がかかります。
一つ一つ手順を追ってご紹介させて頂きますので、ぜひ一緒にダウンロード&インストールをしてください。
なお、すでに環境設定が終わっている方は、特に操作する必要がありません。
確定申告書等作成コーナー
提出方法の選択
国税庁 確定申告書等作成コーナー
国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスします。
表示されたページにある「作成開始」をクリックしてください。
上記の画面が表示されたら、左から2番目の、「マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)」をクリックします。
申告書と区分の選択
ここでは取り敢えず、ほとんどの方が該当する「所得税」をクリックします。
マイナポータル連携の選択
「マイナポータル連携の選択」画面が表示されますので、「連携しないで申告書等を作成する」をクリックして選択します。
選択したら、画面右下にある、「次へ進む」をクリックします。
マイナポータルアプリのダウンロード
事前準備の画面が表示されますので、矢印の先にある緑色のボタン、「マイナポータルアプリのダウンロード」をクリックしてください。
「事前準備セットアップファイル」がパソコンのダウンロードフォルダにダウンロードされますので、このファイルをダブルクリックしてインストールします。
マイナポータルAPのインストール
先程のファイルをクリックすると、インストラーが起動しますので、「次へ」をクリックし、画面が切り替わったら「完了」をクリックします。
マイナポータルをChromeに追加する
「chromeウェブストア」が立ち上がり、「マイナポータル」のページが表示されますので、矢印の先にある、青いボタン「Chromeに追加」をクリックします。
すでにインストールされている場合は、「Chromeから削除します」と表示されています。
「マイナポータルAPを追加しますか?」と聞かれますので、「拡張機能を追加」をクリックします。
無事に追加されると、「マイナポータルがChromeに追加されました」と表示されます。
画面は右上のばつ印をクリックして閉じてください。
青いボタンの部分が、「Chromeから削除」に変わっていれば、無事インストールは完了です。
確定申告書等作成コーナーに戻る
再び、「確定申告書等作成コーナー」に戻ります。
画面右下にある、「利用規約に同意して次へ」をクリックします。
「マイナポータルAP」のインストールを行ったかどうかの確認画面が表示されますので、「このまま次へ進む」をクリックします。(この画面は表示されない場合があります)
「マイナンバーカードの読み取り」画面が表示されますので、「ICカードリーダライタ」をセットしてマイナンバーカードを読み込ませてください。
マイナンバーカードをリーダーに読み込ませた後は通常の作成方法と同じですので、以下の記事をご参照ください。
まとめ
いかがでしたか。
令和5年分の「ICカードリーダライタ」を使うための「chromeを拡張する手順」は昨年までと比べて、大幅に手順が簡略化されました。
順番通りに行えば簡単にインストールすることが出来ますので、焦らずゆっくり作業をしてください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
今回の記事が確定申告をする際に、少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。
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