無料デザイン作成ツール「Canva」を使ってパソコンで年賀状を作成する方法については、詳しくご紹介させて頂きましたが、実は「Canva」にはアプリ版も用意されています。
そこで今回はアプリを使った年賀状の作成方法についてご紹介させて頂きます。
アプリのダウンロード

まずはAppストアまたはGoogle PlayでCanvaのアプリをダウンロードします。
Canvaにログイン

アプリを立ち上げると「Cookieの設定画面」が表示されますので、「許可する」をタップするか「管理する」をタップしてください。

ログイン方法を選択します。
すでにアカウントをお持ちの方は、登録した方法でログインしてください。
ここでは「Google」でログインしてみます。
まだアカウントをお持ちでない方は「別の方法で続ける」をタップしてください。

サインインの確認を求められますので、「続ける」をタップします。

アカウント作成時に使用したGoogleアカウントをタップします。

ログイン画面が表示されますので、「次へ」をタップします。

Canvaのホーム画面が表示されればログインは完了です。
テンプレートの検索

早速年賀状のテンプレートを探していきます。
まずは「検索ボックス」に「年賀状2025」と入力して検索します。
すでに作成したことがある場合は「デザイン」の部分に年賀状のテンプレートが表示されています。
その下に「Canvaのテンプレート」ととして沢山のテンプレートが表示されています。
このまま一つ一つ見ていくのは大変なのでフィルターを使って絞り込んでいきます。
矢印の先にある「Canvaのテンプレート」をタップします。

「Canvaのテンプレート」のみが表示されるようになりました。
赤い枠線の部分を横にスワイプすると、他の絞り込みテーマが表示されますので、必要に応じて絞り込んでください。

ここではさらに無料のテンプレートだけが表示されるように絞り込んでいきます。
フィルター内にある「価格」をタップします。
「Free」と「Canvaプロ」が表示されますので、「Free」を選択します。
最後に「適用」をタップします。

無料テンプレートのみが表示されました。
矢印の先の部分に表示されている数字はフィルターの数になります。
ここでは「価格」のフィルターをかけたので、「1」と表示されています。

検索結果をスワイプしながら好みのテンプレートを探します。
矢印の先にあるテンプレートを選択してみます。

テンプレートが拡大されて編集画面が表示されました。
テンプレートの編集
素材の挿入

編集画面の下にあるメニューから「素材」をタップします。

様々な素材が表示されますので、挿入したい素材をタップします。
またキーワードで素材を絞り込むことも出来ます。
ここでは候補として表示されている「ヘビ」をタップします。

「ヘビ」に関連する素材が表示されました。
ここではグラフィックのヘビを挿入したいと思いますので、すべてのヘビのグラフィックを見てみたいと思います。
そこで、グラフィックの右側にある「すべて表示」をタップします。

すべてのヘビのグラフィック素材が表示されました。
真ん中にある緑のヘビを挿入しますので、こちらをタップします。
なお、「Canvaプロ」と書かれたグラフィック素材は有料プランに加入している方のみが使用できるものになっています。

テンプレート中央にヘビのグラフィック素材が挿入されました。
四隅にある丸い部分をドラッグするとサイズを調整することが出来ます。
また素材の中央をドラッグすると配置を変更することが出来ます。
続いて素材の上にあるメニューから、3点リーダーをタップします。

3点リーダーをタップすると素材の詳細を確認することが出来ます。
この素材は「グラフィック」なので、「グラフィック」と表示されている。
素材のコピーや削除などを行うことが出来ます。

「謹賀」と書かれた場所を選択してみます。
先ほどと同様にメニューから3点リーダーをタップします。

こちらの素材は「テキスト」なので、「テキスト」と表示されています。
必要に応じて、テキストを変更することも可能です。
素材の移動

先ほどまであった、テンプレートの左上のヘビの尻尾を削除して、挿入したグラフィックを左上に移動してみました。

続いて、左下にあた「新年」を「謹賀」と並べるように、画面右上に移動しました。
テキストの編集

「昨年度は大変お世話になりました。」と書かれた場所をタップします。
この素材はテキストになりますので、画面の下に編集メニューが表示されます。
まずは「編集」をタップします。

テキストの入力画面画面が表示されますので、変更が必要な場合は文面を変更します。
ここでは「今年もよろしくお願いします」に変更します。

続いて「令和○○年 元旦」の部分も編集しておきます。

テンプレートにあったテキストの編集が完了しました。
テキストの挿入

テキストを新規に挿入する場合は、下のメニューから「テキスト」をタップします。
挿入方法が多数表示されますので、必要に応じて選択してください。
ここでは一番シンプルな「テキストボックスを追加」をタップします。

「段落テキスト」と書かれたテキストボックスが追加されました。
「編集」ボタンをタップして編集していきます。

テキストの入力画面が表示されましたので、追加したいテキストを入力していきます。
ここでは差出人情報を入力していきます。

差出人情報が追加されました。
フォントの変更

フォントを変更する時は、画面下のメニューから「フォント」をタップします。

現在使用されているフォントが赤い枠線の中に表示されています。
これらに変更する場合は、変更したいフォントをタップします。
それ以外のフォントを使用する場合は、上向きの矢印をタップします。

言語やフォント名を入力して検索するか、テーマで絞り込むことが出来ます。
また画面をスクロールして、おすすめのフォントなどから探すことも出来ます。
必要に応じてフォントを変更してください。
豊富なフォントを無料で使用出来るのも「Canva」の大きな魅力の一つです。
テキストスタイルの変更

画面下のメニューから「テキストスタイル」をタップして、スタイルを変更することが出来ます。

「タイトル」、「小見出し」、「本文」と表示されますので、必要に応じて変更してください。
色々と選択してみると、どのように見えるのか分かると思います。
フォントサイズの変更

フォントサイズはテンプレート上でもドラッグして変更することが出来ますが、もう少し正確に変更したい場合はメニューから「フォントサイズ」をタップして変更します。
画面にフォントサイズのスライダーが表示されますので、こちらを調整してサイズを変更します。
カラーの変更

編集画面の下にあるメニューはドラッグしてスライドさせることが出来ます。
スライドさせると今までとは違うメニューが表示されますので、この使い方を覚えておくようにしましょう。

メニューから「カラー」をタップすると、カラーパレットが表示されます。
変更したい色を選択してください。
上向きの矢印をタップすると、さらに多くのカラーを選択することが出来ます。
フォーマット

メニューから「フォーマット」をタップします。

テキストの配置やリストの作成などを行うことが出来ます。
スペース

メニューから「スペース」をタップします。

「文字間隔」や「行間隔」をスライダーを使って調整することが出来ます。
エフェクト

メニューから「エフェクト」をタップします。

「影付き」や「浮き出し」など様々なエフェクトをかけることが出来ます。
その他の機能

今までご紹介させて頂いた機能を使えば、十分にテキストを編集することが出来ますが、それ以外の機能も用意されています。
使用頻度は少ないと思いますので、簡単に説明させて頂きます。
- アニメート:動きのある効果を追加することが出来ます。年賀状作成には不要です。
- 透明度:スライダーを使って透明度を調整することが出来ます。素材に対して使用することがあるかもしれません。
- レイヤー:各パーツの並び替えを変更することが出来ます。パーツ同士が重なり合うデザインでは使用することがあるかもしれません。
- 配置:ミリ単位などのこだわりがある場合は使用することがあるかもしれません。
- 微調整:上下左右にほんの少しだけ移動させたい時などに使用することがあるかもしれません。
テンプレートのダウンロード
ダウンロードの手順

デザインが完成したらテンプレートをダウンロードします。
画面右上にある「共有」ボタンをタップします。

Canvaで注文する場合は、「Canvaで印刷する」をタップして進みます。
通常は自宅で印刷すると思いますので、画面下にある「ダウンロード」をタップします。
PNGファイルで保存

推奨される「ファイルの種類」が表示されますので、問題がなければ画面下にある「ダウンロード」ボタンをタップします。
「ファイルの種類」を変更する場合は「PNG」と書かれた場所をタップします。

推奨はPNGファイルになっていますが、必要に応じて他のファイル形式に変更することも可能です。
どれが良いかは一概には言えませんが、一般的にはPNGファイルかPDFファイル(印刷)が良いでしょう。
とりあえずここではPNGファイルのままダウンロードしてみます。

スマートフォン内にある「写真」」へのアクセス権を要求されますので、「許可」をタップします。

テンプレートの保存方法の選択画面が表示されました。
メールを使ってパソコンに取り込んでも良いですし、このままスマートフォン内に保存することも出来ます。
保存場所は好みの場所を選択してください。
ここではスマートフォン内にある「写真」に保存しますので、「画像を保存」をタップします。

「カメラロールに保存しました」と表示されれば、保存は完了です。
PDFファイル(印刷)で保存

PDFファイルで保存する方法も見ていきましょう。
まずはファイルの種類の選択画面で「PDF(印刷)」を選択して、「ダウンロード」ボタンをタップします。

保存場所を選択します。
先ほどのPNGファイルの場合は、「写真」に保存することが出来ましたが、PDFファイルだと「写真」内に保存することが出来ません。
そこで、保存場所として「”ファイル”に保存」を選択します。

ファイル内にPDFファイルが保存されました。
印刷
保存したPNGファイルやPDFファイルを印刷するのは簡単です。
それぞれ見ていきましょう。
PNGファイルを印刷

PNGファイルの画像を「写真」内から選択したら、画面下にある「共有」ボタンをタップします。

共有方法の選択画面が表示されますので、画面を下にスワイプします。

共有方法のメニューが表示されますので、「プリント」をタップします。

印刷設定画面が表示されますので、「プリンタ」や「部数」、「用紙サイズ」などを設定します。
すべての設定が完了したら、画面右上にある「プリント」ボタンをタップします。
PDFファイルを印刷

PDFファイルを開いたら、画面下にある「共有」ボタンをタップします。

「共有方法選択画面」が表示されますので、「プリント」をタップします。

PNGファイルと同様に、「プリンタ」、「部数」、「用紙サイズ」を設定して、最後に「プリンタ」ボタンをタップします。
まとめ
Canvaのアプリを使って無料で年賀状を作成する方法についてご紹介させて頂きました。
実際にご使用頂くと分かるのですが、Canvaの無料年賀状テンプレートの数自体はそれほど多くはありません。
しかしテンプレートの編集機能が他の無料年賀状作成ソフトとは比べ物にならないほど優れていますので、オリジナルの年賀状を作成するにはぴったりのアプリだと実感してもらえると思います。
ぜひ他の人とは違う、個性あふれるオリジナルの年賀状を作成してみたい方は、積極的に様々な機能を使用してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
その他の無料年賀状作成ソフトを利用してみたい方は、以下の記事をご参照ください。
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